

わたしの学校はちょっとスパルタだったから、結構ハードスケジュールだったよ。なかなか想像つきにくいよね!時系列に沿ってなるべく細かく説明していくね!
- 語学留学に興味がある・行く予定をしているがイメージが湧かない
- 他国で留学の経験はあるが、マンツーマンレッスンを取り入れた学校のスケジュールを知りたい
- スケジュールで工夫したポイントを知りたい
Contents
フィリピン留学の概要
筆者の留学について
- 留学期間:3ヶ月
- 留学目的:旅先で日常会話ができる
- 英語レベル:大学受験での英語試験の経験はあるが、スピーキングは小学生レベル
学校について
この記事では、わたしが通っていたフィリピンにある天空都市バギオの老舗校である “PINES International Academy” の内容を記載します。”パインス”と略して呼ばれることが多いです。バギオはスパルタ校が多いと言われていますが、パインスはスパルタカリキュラムのパイオニアでもあるようで、母国語禁止制度(EOP)が選択的に取り入れられたりもします。
スケジュールを説明するにあたってパインスのカリキュラムを簡単にお伝えします。パインスではキャンパスがふたつに分かれており、クイサン校・チャピス校と名付けられています。わたしが選択した初級レベルのクイサン校でもレベルが大きくふたつに分かれており、リフレッシャーとブリッジングという名前が付いています。
- レベル1〜3 リフレッシャー
- レベル4〜5 ブリッジング
- レベル6〜10 チャピス校へ移動
という構成で、数字が大きくなるほどレベルが高くなります。
1ヶ月毎に定期試験があり、結果が悪くとも必ずひとつ上のレベルに上がります。どうしても上がるのが嫌な場合は、留まることができます。試験の結果次第では、レベルをひとつ、ふたつ飛ばしで上がることも可能です。
多種多様なスケジュールについて
留学の目的によって様々なコースを選択できるので、個々でスケジュールも大幅に変わってくるでしょう。コースは留学中に自由に変更が可能なので、留学中のスケジュールは多様に変更でき、自分に合ったスケジュールを組むことができる、というポイントを押さえておきましょう。
3ヶ月の留学期間で毎月レベルが変わっていたので、この記事では1ヶ月毎のスケジュールに沿って説明していきますね ^ ^
語学留学での平日のスケジュール
留学1ヶ月目のスケジュール

- レベル1
- マンツーマンレッスン4コマ、グループワーク4コマ
入学翌日の最初の試験結果はレベル1でした。グループワークは同じレベルの学生4,5名の少人数、マンツーマンレッスンもレベルに合わせた授業をしてくれます。1ヶ月目は決められた授業を受講する基本的なコースを選択しました。
7:30 起床 朝食(睡眠時間確保のため食堂では食べずに部屋でリンゴをかじる)
7:55 リスニング兼モチベーションを上げるため好きな洋楽を聴きながら先生のいる部屋へ向かう
8:00~8:50 マンツーマン
9:00~9:50 マンツーマン
10:00~10:50 マンツーマン
11:00~11:50 マンツーマン
11:50~13:00 昼食 15分ほど部屋に戻り仮眠
13:00~13:50 授業がないため自由時間 宿題をする
14:00~14:50 グループワーク
15:00~15:50 グループワーク
16:00~16:50 グループワーク
20分休憩 友達と話すか洋楽を聴く
17:10~18:00 グループワーク
18:00~19:10 夕食 夕食後部屋でルームメイトと雑談や休憩
19:10~19:50 リスニングテスト
20:00~20:50 リーディングテスト
21:00~22:00 各自決められた個室でセルフスタディ
22:00~ 自由時間のため、予習・復習を終えたあとは単語学習、友達と雑談
23:30 部屋に戻りシャワーを浴びて就寝
午前中にマンツーマンレッスン4コマ、午後にグループワーク4コマと分かれています。毎晩簡単なリスニングやリーディングのテストがあります。その後は、セルフスタディの時間が設けられており、点呼がとられるので嫌でも勉強をする環境が作られています。

1ヶ月目は自分の英語に対する弱点や得意な点を理解するためにも、グループワーク、マンツーマンを半々で受講する意味はとても大きかったよ!

それにしても朝から晩までみっちり授業だね。
1コマ50分って案外すぐ経ちます。どの授業も先生と学習内容が異なります。穏やかで明るい先生ばかりで、時々雑談やプライベートの話もするので楽しい時間です。先生や他国の友達との雑談全てが英語なので無駄ではなく全てが勉強に繋がります。
留学2ヶ月目のスケジュール

- レベル3
- マンツーマンレッスン7コマ
留学して1ヶ月が経過し、2回目の試験の結果でレベル3へと上がりました。
この試験内容としては、リーディング・リスニング・スピーキングのテストをそれぞれ受けます。試験結果の詳細はメールでPDFとして手に入り、自分の弱点や得意な分野が一目でわかります。
今回レベルが1から3に上がったのは、リーディングの結果が良かったためであり、入学時の試験と2回目の試験でスピーキングが弱点であることがわかりました。得意な分野を知ることができ、その差がどれほどあるのかも痛感することができました。
ここでもう一度押さえておきたいことは、”自分の目的はどこなのか”というところ。
わたしの目的は旅で日常会話ができることだったので、より先生との会話量が増えるマンツーマンレッスンのみのコースへと変更しました。
7:30 起床 授業までの時間にゆとりがあるので食堂で朝食
8:00 授業がないので自習 単語学習
9:00~9:50 マンツーマンレ Let’s talk
10:00~10:50 マンツーマン Pattern
11:00~11:50 マンツーマン Let’s chat
11:50~13:00 昼食
13:00~13:50 マンツーマン Listening
14:00~14:50 マンツーマン Speak Zone
15:00~15:50 マンツーマン Talk Avenue
20分休憩
16:10~17:00 マンツーマン Writing
17:10~18:00 授業がないので自習
18:00以降は1ヶ月目と同様
全てマンツーマンレッスンとなりました。その中でも青いタグで記載した4コマ全てをスピーキングに関する授業を選択。1ヶ月目に受講して良かったと思った授業は引き続き2ヶ月目にも受講を継続しました。

1ヶ月目に良かったと思う授業を継続して、弱点であるスピーキングの授業数を増やすために自分に適したコースへ変更したよ。
留学3ヶ月目のスケジュール

- レベル4
- マンツーマンレッスン7コマ
7:30 起床 朝ご飯
8:00 自習 単語学習
8:20~9:10 マンツーマン Let’s Talk
9:20~10:10 マンツーマン Situation English
10:30~11:20 マンツーマン No Book
11:30~12:20 マンツーマン No Book
12:20~13:20 昼食
13:20~14:10 マンツーマン Speak Zone
14:20~15:10 マンツーマン Writing
15:20:16:10 マンツーマン No Book
16:10~18:00 自由時間 予習・復習
18:00以降は1ヶ月目と同様
レベルが4となり、学習の場がリフレッシャーからブリッジングに上がったことにより授業開始時間などが少し変わりました。
No Bookというのは、教科書を使用せずにフリートークをするという授業です。教科書を使う、使わないは自分で決められるので、どの授業を受けて、どの先生を選んで、どの教科書を使うか全て自分でカスタマイズできるのも魅力です。
7コマの授業のうち、5コマがスピーキングの授業へと変わりました。No Bookの授業では話したい内容を自分であらかじめ決めておくか、なければ先生が自由に授業を進めてくれます。
他にも1ヶ月目と異なるのは、授業数が一コマ少ないことです。2ヶ月目にコースを変更したことにより8コマから7コマへと減りました。授業を受けるにあたって、予習・復習がとても大切だということを感じたのですが、1ヶ月目ではほとんどの時間を授業で取られていたので、予習・復習の時間を設けることに苦労しました。そのため、2ヶ月目からは授業数を一コマ減らしたのです。

2・3ヶ月目では授業数を一コマ減らすことによって、空いた時間を予習・復習の時間に費やし、授業をより効果的に受けられるよう工夫したよ。
語学学校の自由にカスタマイズできるコースや授業内容
ここまで読んでいくと、かなり自由に授業をカスタマイズできることがお分かり頂けたでしょうか。
コース選択だけでも12個のコースがあります。TOEICやIELTS専用のコースもあるので、初級から上級まで学ぶことができます。わたしのように途中からコースの変更もできるので、合わないと思った場合も安心ですよね。
オプションクラスと言って、朝7時から始まる授業や、20時から始まる授業もあります。わたしは予習・復習で手一杯だったので、オプションクラスには参加しませんでしたが、多くの生徒が受講していました。
20時からのナイトクラスでは、弱点をさらに強化するような英語の授業から、ギタークラスまで幅広い授業を選択できます。長期留学に来ている人は、市内で安くギターを買って受講している生徒も何人かいました。
語学留学での休日の過ごし方

- 3ヶ月の留学で外泊旅行を2回
- 休日は決まってカフェや外食で気分転換
- 多くの学生はナイトクラブなど海外らしい夜を楽しんでいた
- 休日も自習の時間を作りながらON/OFFの調整が必要
金曜日の授業終了後から外出が許可されます。日曜日の21時には校内どこにいても良いのですが、点呼がされるので学校に戻っていなければなりません。
近くに娯楽があまりないバギオでは、海や観光地に出かけるためには外泊をして、一泊二日、または金曜の夜から出て二泊三日で短期旅行をします。山道をクネクネ降りないといけないので結構大変。しかし、留学中に旅行に行けると思ってもみなかったのでめちゃくちゃ嬉しかったです(*´`*)バギオ市内から出た外泊旅行は3ヶ月で二回でした。
その他の休日は、昼食や夕食に市内へご飯に行ったり、飲みに行ったり、買い物に行ったり。バギオはお洒落なカフェが多く、日本料理屋や韓国料理屋もあるので、少し外出するだけでも大分と気分が晴れます。金曜日の夜になると、大勢の生徒がクラブに出かけます。海外だからこそ、夜の遊びもより楽しいし、学校付近を散策するだけでとてもワクワクします。
学校で仲良くなった友達を何人か集めて、日本人だけで出かけることもあるし、色々な国の友達と出かけることもあります。時には先生と一緒にご飯に行くことも。
土日全て出かけるというよりかは、午前中自習をして午後から出かけて、晩御飯の後は自習をするというように、休日も自習の時間を作りながら楽しむ過ごし方が多かったです。

勉強も遊びも両立して、かなり充実した毎日を送れるみたいだね!
まとめ
今改めて見てもなかなかのハードスケジュールです( ˙-˙ )でも本当に有意義な時間だったなぁと同時に感じます。1コマ1コマの授業は、それぞれの先生に個性があり話をするのが何より楽しかったです。楽しくないと英語の授業なんて苦痛でしかないですよね(*_*)
ハードスケジュールであったとしても、ただ苦痛な環境というわけではなかったので、限られた休みの時間も空き時間もうまく息抜きをしながらオンオフをうまく使い分けられたように思います。
留学の雰囲気が少しでも伝ったでしょうか。そうであれば幸いです。最後まで読んで頂きありがとうございました!
語学留学中ってずーっと勉強してるの?日本の学校みたいに、授業が終わった後とか休みの日くらいは遊びに行ったりしてるんでしょ?