

バギオって天空の城ラピュタのモデルになったところだよね!山の上にあるんでしょ?

そうそう!意外とバギオから行くことのできる観光地は多いんだよ!おすすめの世界遺産もふたつあるから、留学に限らず旅行としても素敵な場所を教えるよ。
- フィリピン語学留学を迷っている
- フィリピンへ旅行に行きたい or 行く予定がある
- 自然と絶景が好き
- 体を動かすことやアクティビティが好き
Contents
バギオの観光地
『バギオ 観光地』と調べるとバギオ大聖堂とかセッションロードとかバーナムパークとかが出てくるのですが、あまりそそられない。ほんとにバギオは観光地が少ないのです( ˙-˙ )
どの記事にも書かれているように、お洒落なカフェやレストランがたくさんあるので留学中であれば日頃の気晴らしはできます。その分、少し離れた場所へ行くと見どころたっぷりの観光地があるので小旅行気分で羽を伸ばせるのです♪
バギオから行けるおすすめ世界遺産
フィリピンには6つの世界遺産があり、その内バギオのあるルソン島には4つの世界遺産が存在します。
赤丸●の場所がルソン島にある4つの世界遺産です。その中で行きたい!と心惹かれたビガン歴史都市とコルディリェーラの棚田のふたつをご紹介したいと思います!
フィリピンでは珍しいヨーロッパの街並みビガン
世界遺産:ビガン歴史都市
ビガンはルソン島北部にあり、スペインの統治下で栄えていた町です。バギオからは公共のバスも出ているみたいですが、わたし達はミニバンを安く借りて6~7時間ほどかけてビガンへと向かいました。
街並みはフィリピンのイメージとはかけ離れたヨーロッパを思い浮かべるような石畳や建物が立ち並んでいるのが特徴です。マニラやセブにも同様の街並みが存在したようですが、戦後にこの景色が残されたのはビガンのみであり、フィリピンの中でも珍しい景観をしています。
まるでヨーロッパ!メイン通りのクリソロゴ通り。栄えている場所は小さいのですぐに回ることができます。可愛い土産物屋さんがたくさんあります。
現地ではカレッサと呼ばれている馬車。ちなみに観光地のお馬さんが目隠しをされているのは、外からの色々な刺激で集中を遮られないようにしているらしいですよ。ちょっと見た目は可哀想。頭に花を付けて可愛い。
石畳にオレンジのネオンが照らされて、夜のビガンも素敵です。ヨーロッパでよく見るような外でご飯を食べるスタイル。みんなでテーブルを囲みながら夜の雰囲気を楽しみました。
わたしたちがビガンに行ったのは日本のクリスマスの時期。フィリピンでも同様にクリスマスとして学校も祝日になるのです( ´ ▽ ` )ノクリスマスといえど気候は暑い!変な気分のクリスマスでした。ビガンでも街中はクリスマス一色です。

タイガーを触れるバルアーテ動物園
ビガン市内から車で10分ほど離れたところに動物園があります。なんとここではタイガーが触れます!
タイでタイガーが触れるのは知っていたけど、フィリピンにもあったなんて!と驚きでした(*´`*)
ビガンは世界遺産とはいえすごく栄えているというわけではないのでゆっくりと時間を過ごすことのできる”小さなリゾート地”といった雰囲気でした。異国感を味わいながら小旅行気分で留学中の気晴らしにばっちりです。
世界最大の棚田が見られるバナウェ
世界遺産:コルディリェーラの棚田
棚田の規模としては、世界最大ともいわれているバナウェの棚田。 コルディリェーラの棚田は、天国へ昇る階段とも呼ばれており、棚田の総延長は20,000kmを越えるとも言われています。
日本のように整地された田んぼではなく、歪な形でひとつひとつがそこまで大きくなく、山肌にあるので機械を入れることができません。手作業で昔は水牛などを使っていたそうですよ。
バナウェの棚田はアクセスがやや困難なこともあるのか、人がそれほど多くなく、観光地化はそれほど感じません。自然そのものが感じられてとても気持ちの良い場所でした。
ベストシーズンは乾季の12月〜6月ですが、黄金期と呼ばれる6月、7月には綺麗な穂がはられた景色を見ることができると思いますよ!
わたしが訪れた時期は1月。本当は穂がはっている時期や水がはられている時期に行きたかった(;_;)それでも晴天で綺麗な景色が見られたので大満足です(*´`*)
本当にひとつひとつの田んぼが小さい。周囲をトレッキングや散策もできるので時間のある方はぜひ!
棚田近くにはイフガオ族の衣装をまとった方々がおられました。右から80歳、85歳、82歳、120歳といったところでしょうか。左端のおばあちゃんが心配。
世界遺産は観光地化が進みやすいですが、そのような雰囲気があまり感じられないバナウェはとても好印象でした。
バギオから行けるおすすめ観光スポット
奇妙な棺桶観光と本格的地底探検ができるサガダ
世界遺産のあるバナウェとサガダは車で3時間ほどの距離にあります。
ハンギング・コフィン
ここに訪れたのは、崖に吊るされた棺桶を見るため!マニアックなものに惹かれるわたしと夫。
村から徒歩30分ほど離れた森の中にあります。現在使われているお墓を通りすぎ、さらに奥へ奥へと進みます。住民のほとんどがキリスト教であるサガダでは、2,000年以上前から自然崇拝(アニミズム)が信仰されており、独特の埋葬法を用いていました。
棺桶を吊るした理由は、より高い位置に遺体を埋葬することで、祖先の霊に近づけようとしたことなど、様々な理由があるようです。

この場所以外にもサガダの各所で吊るされた棺が残されているようですが、神聖な場所であるため外国人が見られるのはこの場所だけだそうです。サガダ以外にもこのような埋葬法は中国やインドネシアでも使われていたようです。
遠くから見ると中央下あたりに棺が見えます。エコー・バレーという崖の中に潜んでいるのです。
ルミアン洞窟
サガダにはいくつかの洞窟があり、洞窟探検ができます。サガダで有名なのがスマギン洞窟とルミアン洞窟。スマギン洞窟では1時間半ほどで行くことができる短距離探検がお手軽で人気みたいですが、ルミアン洞窟では3〜4時間ほどの長時間の本格的な地底探検ができるみたいです。
もちろんルミアン洞窟(・∀・)!ということで行ってきました。
ここでは必ず村のガイドを雇わないと入れません。村で当日に予約をしても参加することができました。

かなり本格的。

3〜4時間は案外長いです。サガダで一番人口多い気がする。

サンダル短パンで危ないと思うかもしれませんが、腰あたりまで水に浸かるので基本的にビショビショです。留学中にこんなことをするなんて誰も想像していませんでした( ˙-˙ )
海外スケールでアクティビティ大好きなわたしにとっては本当に楽しかったです(*´`*)
キルテパーンの雲海
雲海が綺麗に見える場所があるということで、山奥まで行き雲海を待ちました。
日や時期によって雲海の量も異なりますが、この日はまあまあな雲海を見ることができました( ˙-˙ )

ミニバンで来ているので自分たちで自由に動くことができます。このあたりは景色が綺麗なので、ドライブがとても楽しい。

ちなみに、サガダでは村が小さく灯りも少ないので満点の星空を見ることができます。部屋の窓を開けて空を眺めた時の衝撃が今でも忘れられません。秘境感溢れるローカルな感じがとても素敵だったサガダはわたしの中でかなりのおすすめです(*´`*)
悲しい歴史を持つカルデラ湖:ピナツボ火山
バギオから南部へ車で3時間ほどかけアンヘレスという街を目指します。ピナツボまでは途中四駆の車で進まないといけないので、ツアーを街で予約して出かけます。
ピナツボ火山は1991年に20世紀最大規模と言われる大噴火が起きたことで有名です。その噴火後にカルデラ湖ができ、今ではトレッキングと共に美しい湖が望める観光地と知られています。
ツアーの開始は早く、まだ薄暗い時間にアンヘレスの街を出発。途中から四駆で砂道、砂利道を走ります。川の中にも入るのでとでもアスレチック感満載!

休憩かと思いきやバナナ買え買え攻撃。ここでは先住民のアエタ族と会うことができます。
写真じゃなくてバナナ買えよと全員が思っていることでしょう。しつこい物売りも生きていくための術なので気分が悪くなることはありません。
ここで四駆とお別れしてトレッキングの始まり。

森の中や川の側を歩きます。それほどしんどいトレッキングではなく、しばらくすると到着!!

カルデラ湖は水が澄んでいて色がとても綺麗です。何百人と死者が出た大噴火後にできた湖であり、なんとも言えない気持ちになります。
到着地には簡易トイレもあり、少しだけ食べ物や飲み物も売っています。自然の中で飲むコーヒーは最高です(*´-`)
帰りに脇を流れる川に目をやると子供がふたり川遊びをしていました。最高の遊び場!
それほど人が多くなく、ゆっくりと過ごすことができました。
まとめ
本当におすすめできるスポットに絞ってご紹介したので、かなり濃厚な内容になったと思います。このようにまとめてみると、人混みではなくゆっくりと回ることができる自然の多い場所が多いですね。
世界遺産だから行きたいというこだわりは持っていないのですが、遺産になる理由や経緯がそれぞれあり、そのポイントを学ぶのも面白いなぁと記事を書きながら感じます。
是非、参考に足を運んでいただけたら嬉しいです( ´ ▽ ` )ノ最後まで読んで頂きありがとうございました(*´-`)
フィリピン語学留学で人気のバギオに留学に行ってたんだー!意外と留学中って気分転換に観光地を巡る人多いんだよ!